NFECプログラム

教育プログラム

教育・インキュベーションプログラム

学部生対象科目

01入門
アントレ実践入門①課題発見・システム思考入門

本授業では、課題発見やシステム思考の基礎を学習します。変化が激しく不確実性が高い現代では、解決すべき課題を発見し、自立心・向上心を持って課題解決に取り組み新しい価値創造にチャレンジできる人材が必要とされています。課題発見を行うには、自分自身と対峙し、「自分らしさ」を探求し、自己理解を深めた上で自らと社会の関係性に目を向け社会に対してのアクションを考える必要があります。本授業では、商店街の方へのインタビュー調査やグループワーク、自己探求などを通して課題発見とシステム思考について学習します。

02入門
アントレ実践入門②アイデア創出・デザイン思考入門

本授業では、「ビジネスモデルの設計」、「ペルソナ」や「デザイン思考」などを学習します。これらは、多面的な視野・視座・視点を持ちながら課題を発見し、それらを解決するアイデアを考案してイノベーション創出につなげるために必要な入門スキルです。本授業では、「ペルソナ設定」として、顧客の定義やアンケート調査の方法について学びます。そして顧客視点・ユーザー視点で対話を重視した問題解決手段である「デザイン思考」の基礎について学習します。なお、本授業は商店街をケース及びフィールドとしており『アントレ実践入門①課題発見・システム思考入門』を受講済みであることを想定しています。

03入門
アントレ実践入門③事業創造・スタートアップ入門

本授業では、イノベーション、即ち、社会に新しい価値を創造する担い手である「スタートアップ」と呼ばれる企業を立ち上げるために必要なスキルを実際のプロジェクト運営を通して学習します。文教キャンパス周辺の商店街などで実際に企画を実施し、「プロジェクトマネジメント」、「ラピッドプロトタイピング」、「企画書の作成」などのテーマについて学びます。なお、本授業は『アントレ実践入門①課題発見・システム思考入門』及び『アントレ実践入門②アイデア創出・デザイン思考入門』を受講済みであることを想定しています。

大学院生・社会人対象科目

04基礎
ビジネスプランニング演習

本授業では、起業や新規事業立ち上げの実践に必要となるアントレプレナーシップ(起業家精神)及びビジネスプランニングの手法を学習します。具体的には、演習(ワークショップ)形式で、顧客課題の設定、課題解決方法を明確化し、特許・技術評価、市場調査を行い、顧客のニーズに対応した新価値を創造し提供するビジネスプランの作成を学びます。その際、様々な事業化手法やツール(ビジネスモデルキャンパス、デザイン思考等)を学び、それらを実際に使用してチーム形式でビジネスプラン作成演習に取り組みます。

05基礎
アイデア創出・デザイン思考演習

本授業では、「アイデアを創出する技術」及び「デザイン思考」について演習形式にて学習します。特に、顧客支店・ユーザー視点を用いた対話を重視する問題解決手法である「デザイン思考」に重点を置き、具体的なテーマを題材としてチームで演習に取り組み、実務的かつ実務で役立つ「デザイン思考」のアプローチやプロセスについて習得します。具体的には、チームにおいて発送したアイデアについて「セールスシート」を作成し、策定したアイデアを寸劇(スキット)形式で発表していきます。本授業では、正解がない「前例のない取り組み」において、具体的な解決策となるアイデアやコンセプトをチームで創出可能になる「デザイン思考」のアプローチを実践的に学習するとともに、イノベーション活動の方法論やマインドセットを習得することを目標とします。

06基礎
アントレプレナーファイナンス論

この授業は、起業や新規事業立ち上げに取り組む実践人材(アントレプレナー)が知っておくべき、基礎ファイナンス理論およびアントレプレナーにとってのベンチャーの資金繰りや調達方法、企業価値の評価方法について学習するとともに、リスク管理の観点からベンチャーにとって必要な契約・法律の基礎知識、ベンチャーにとって必要な知的財産に関する基礎知識について学習し、企業価値の最大化を実現するための知識方策について総合的に習得することを目標とします。

07基礎
技術マーケティング・顧客開発論

本授業では、具体的な事例を用いながらアントレプレナーが顧客ニーズに応じた製品・サービスを開発し顧客に価値を提供するために、知っておくべきマーケティングの基礎知識及び手法について学習します。特に、技術のマーケティングについても理解を深めます。
また、スタートアップやベンチャーが陥りやすい「顧客が欲しがらない、売れない製品・サービスを市場に出してしまう」失敗を回避するため、研究開発の初期段階から顧客を相手に仮説検証を繰り返し、実現可能なビジネスモデルを探索する「顧客開発モデル」について基礎的な手法を学習します。

社会人対象科目

08応用
先端技術事業化論

本授業では、先端技術分野における技術の活用及び社会実装、当該分野において注目されている新規事業について、最新動向を学習します。具体的には、それらの先端技術融合分野における国内外の事業化事例について当該分野の起業家の方、企業内で新規事業立案に挑戦している実務家の方、支援者の方によるオムニバス形式の講演を通じて学習を進めます。

09応用
グローバルアントレプレナーシップ論

変化が激しく不確実性が高い現代において、解決すべき課題を探求し、自立心・向上心を持って課題解決を取り組み、新しい価値創造にチャレンジできるアントレプレナーが必要とされています。本授業では、博士課程後期終了後のキャリア構築につなげる視点を持ちながら、アントレプレナーに必要なマインドセット(アントレプレナーシップ:起業家精神)について学習するとともに、アントレプレナーシップとイノベーションとの関係、起業が社会に与えるインパクト、デザイン思考についても学習します。さらに、研究成果である技術などを活用して、起業により新事業創造を行って社会課題解決や社会価値創出につなげる手法やプロセスを習得します。加えて、アントレプレナーシップ(起業家精神)を持って、地域からグローバルな市場で勝ち抜くビジネスを興し、イノベーションを起こす事例について、実際の起業家の講演を通じて学習します(授業は原則として英語で実施します)。

10応用
イノベーション論(イノベーション・技術戦略・知財戦略・出島戦略)

本授業では、起業や新規事業立ち上げに取り組む人材(アントレプレナー)が知っておくべき、イノベーションや技術経営を行うために必要な知識(概念・考え方)を学習します。特に研究開発の成果である技術シーズに基づいて、起業や新規事業立上げを行うに当たり、必要となるマネジメントの基礎知識(知的財産戦略、技術戦略、出島戦略など)やオープンイノベーション手法の学習に重点を置きます。また、大学の研究開発成果である技術シーズの事業化・商業可能性について、市場・顧客視点から、具体的な技術シーズに基づき評価を行う「テクノロジーアセスメント」手法について、チーム演習を通じて学習していきます。なお、本講義では講義と演習(グループワーク)を組み合わせて実施します。

11実践
セルフマネジメント実践

本授業では、顧客目線でのペルソナ設定やリーダーシップをとって事業運営を行う上で重要な「セルフマネジメント」について学習します。スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」を軸に、様々な人と関わっていくうえで重要な人格形成や公な社会での成功に必要な習慣の習得を目指します。変化が激しく不確実性が高い現代では、価値観が自分自身の経験の影響を大きく受けることを知っておくことが重要になります。なお、本講義では講義と演習(グループワーク)を組み合わせて実施します。

12実践
組織マネジメント実践

本授業では、アイデアの実現や技術の事業化において重要な組織マネジメント入門について学習します。起業や新規事業立ち上げにおいて、人材を集めチーム・組織を構築・運営するしていく方法についても学びます。課題の解決やアイデアの実現の可能性を広げるためには組織の構築やマネジメントは重要になります。リスク管理の観点から、労務や組織構築において必要な基礎知識についても学習します。なお、本講義では講義と演習(グループワーク)を組み合わせて実施します。

FFGインキュベーションプログラム

実践研究者シーズを用いた学部生・院生向けプログラム

長崎大学の研究成果たる技術シーズを基に、研究者と共に市場調査、特許調査等を経てビジネスプランを作成してベンチャー創出を目指すプログラム。具体的には技術シーズのアセスメントを行った上で、ビジネスモデル開発に取り組む。

プログラムロードマップ

※プログラムロードマップの内容は変更になる可能性があります。

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